PANの特徴のひとつ「少人数制」の究極の形が、たぶんこの「プライベート・レッスン」というマン・ツー・マン形式の授業だと思うのだけど、考えてみたらこの先生と1対1で向き合う形の授業って今まで経験したことってないかもしれない。僕たちが経験してきた授業ってほとんどが先生1人に対して生徒が複数いる形式だから。1対1で授業を受けるってどんな感じなんだろう?授業風景をのぞいてみるとわかるかもしれない。
先生は楽しそうに演奏している、それを見ながら生徒も少しだけ口元に笑みを見せながら演奏しているけど、目

は真剣で、額にはうっすら汗を浮かべているかんじ。そして何より驚くのは、当たり前だけど、先生が目の前で生徒の演奏を見て、聞いているということ。2畳もない狭い部屋で行われる「プライベート・レッスン」、先生との距離は想像以上に近い。この距離感ももしかしたら心地よい緊張感を生み出しているのかも。どっちにしても楽しげな雰囲気のなかにも確かに緊張感・本気感は存在していて、それが確実に伝わってくる。考えてみれば先生に1対1で演奏を聴かれるのだから緊張するのもあたりまえかも。先生も本気で聴いて、指導してくれるわけだから、しっかりアドバイスは聴きたいし、応えたいしね。自分の演奏だけを見てもらえる時間だから、みんなこの時間を大切にしているのがわかる。